田原総一朗:「すり合わせ文化」をぶち壊さなければ経済は成長しない
大企業とそれを支える中小企業の多くは、ものづくりで見事な「すり合わせ」技術を駆使し、高品質な製品で世界を席巻した。しかしデジタル時代になると、パッケージ化された部品を組み立てるようになり、繊細な技を必要とするすり合わせはいらなくなった。
大企業とそれを支える中小企業の多くは、ものづくりで見事な「すり合わせ」技術を駆使し、高品質な製品で世界を席巻した。しかしデジタル時代になると、パッケージ化された部品を組み立てるようになり、繊細な技を必要とするすり合わせはいらなくなった。
サントリーホールディングスは2010年、「ダイバーシティ経営」を宣言。前回記事で紹介したように、フレックスタイム制の大改革を行ったほか、テレワーク勤務(在宅勤務)やキッズサポート休暇の利用も活性化するなど、個人の事情に応じた柔軟な働き方が…
各チームが取引する資産のなかで、もっとも価値が高いとされているのは、ドラフト1位選手の指名権。ただし、はじめから「1位指名権」というのはなく、毎年一巡目指名権をもつ5つくらいのチームが集まってくじ引きで順番を決めている。
私と同じ20代後半で、転職という文字が頭に浮かばない人は少数でしょう。現に、近くを見まわしても3〜4割は転職経験者です。そんな、転職モードの中、真剣に転職活動をしながらも、結局、現会社で働き続けることを決断した人もいます。
ヤフーのビッグデータ戦略を担当する安宅和人チーフストラテジーオフィサーは20年以上分析に関わってきた。ほとんどの分析が同じような理由のために失敗を繰り返しているという。
グローバルに事業展開している化粧品大手の仏ロレアルグループ。同社では、法令順守の担当幹部を「チーフ・エシックス・オフィサー」と敢えて名づけている。ポスト新設時から同職につくエマニュエル・ルーラン氏にそのねらいを聞く。
米国のアジア専門家が怒りをあらわにした。「それほど中国の属国に戻りたいのか?」との激しい警告は「米韓同盟の破棄」を前提とする。今、米韓関係の潮目は完全に変わった。
上海のテレビ局は7月20日、上海福喜食品が消費期限切れ肉を加工して出荷している食品偽装をスクープした。さらに日本のマクドナルドにも飛び火し、波紋を広げている。だがこの問題はそれだけにとどまらない様相だ。
管理職とは、経営陣と一般社員との間に立った媒介役を果たしているから、部下のほうだけ見ていればいいということにはなりません。部下にとって良き管理職と、社長から見た良き管理職とは、似ているようでやはり微妙に違います。この違いに敏感でないと、あ…
結婚や出産を機に退職し、専業主婦として働いていた女性が再就職を考えるとき、「起業」も一つの選択肢となる。ただ実際には「起業なんてとても……」と二の足を踏む人も多いだろう。しかし、最近は昔と違い、気軽に起業にのぞむ女性も現れ始めた。起業を考…
簡単に云えば「こういう技術があるから何かできないか」がシーズ・ドリブンの開発、「市場ではこういうものが求められているから」がニーズ・ドリブンの開発ですが、どちらでもないのが「これはこうなっているべきだ」あるいは「こうなっていないとつまらな…
NBA(北米プロ・バスケットボールリーグ)ではここ1ヶ月ほど、2010年以来となる大規模な選手の移籍・再契約などが相次ぎ、リーグ全体が大騒ぎといった状況が続いていた。
エジプト出身の大砂嵐関が場所中も断食をしていることで、イスラーム教のラマダーン月の断食も随分有名になったようです。イスラームの断食は、夜が白み始める前から日没まで一切の飲食を絶ちます。タバコもだめですし、身体にものを入れる、ということで注…
「働く環境=オフィス」に求められるものが変化している。人が集う場として、カフェ的な要素が求められるようになるとオフィスビルディング研究所の本田広昭氏は話す。だが今も、誰が使っても満足しない画一的なオフィスの提供が続いている。
九州電力の川内原発が再稼働に向けて動き出した。他の原発の再稼働を考えたとき、現行の安全審査体制や過剰な安全対策について見直していく必要がある。
「必要なのは女性管理職ではなく女性リーダーです」尾原蓉子WEF会長。経営をクリエイティブにする「共感」「実験」「物語」と語る米IDEOのトム・ケリー氏。企業活性化の極意が伝わる言葉をまとめた。
サーバント・リーダーシップとは「まず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という発想に立って、リーダーシップを発揮することを指す。「サーバント・リーダーシップ 10の属性」のうち、“有能な人材を多く創出するような場を創り出す”ことを何…
使用期限切れで、カビだらけになった鶏肉の加工品を出荷していた「上海福喜食品」の問題は、日本の消費者に大きなショックを与えたが、中国の消費者が受けた衝撃は日本とは比較にならない。空気もダメ、水もダメ、食もダメと絶望的な空気が漂っている。
正当な評価——。実に便利な言葉だ。私たちは「正当に評価されたい」と常に願っているが、実際には「正当に評価されていない」と感じている人のほうが多いのではないだろうか。今回は「正当な評価」について考えてみようと思う。
東京など大都市では、オフィスビルの空室率が下がり、地価も上昇を始めた。背景には景気回復によるオフィス需要の拡大があるが、超金融緩和が発火点となった投資マネーの膨張の圧力も大きい。不動産バブルは再燃するのか。崩壊はないのか。住友商事の安藤伸…
佐賀県武雄市。人口5万人の小都市がここ数年注目を浴びている。毎日のように企業や自治体関係者が「武雄詣で」をする。理由は、図書館。公立図書館を大改装し、運営を全面民間委託した結果、半年で100万人を集客する「ヒットコンテンツ」になった。地方…
前回に引き続きセキュリティについてだが、情報漏洩では常にその事象が尽きることなく、今もどこかで必ず引き起こされている。情報漏洩はなぜ起こるのか、ということについて考えてみたい。
「自分の会社は、いずれこの子に継がせたい」。奥さんとの間に子が生まれると、そう考える社長さんは多いでしょう。「結婚中に妻が妊娠した子は夫の子と推定する」(嫡出推定という。民法772条)ことになっていますので、その子は夫婦の戸籍に実子(嫡出…
政府は、成長戦略として「残業代ゼロ」制度を推進するそうですが、どうも年収が1000万円以上というような社員が対象のようで、中小企業には、今のところ関係のない話のようです。ただ、「残業代ゼロ」でなく、「残業時間ゼロ」の月を設けると、中小企業…