寺島実郎:グリーンファンドで合意のCOP16、国際的潮流の変化見極めた対応を
メキシコ・カンクンで開催された第16回気候変動枠組条約締約国会議(COP16)が昨年12月11日に終わり、わが国の環境政策も新たな展開を見せている。
2011年の注目すべき特許裁判(1) Microsoft vs. i4i
2010年に米国ではビジネス・メソッド特許に関するBilski裁判など、知的財産関連の重要な判決がなされた。2011年も注目すべき裁判がある。今回、四つの裁判に焦点を当て、知財の観点でなぜ重要なのか、そのポイントを解説する。第1回は、「M…
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電力の「供給量確保」「安全保障」、原子力は貴重な選択肢
近年、新興国の電力需要の増加が目覚ましく、中国やインド、中東、東南アジアで原子力発電を導入する動きが強まっている。また、石油、天然ガスなどの化石資源価格の高騰と、資源ナショナリズムを背景とした供給不足などのエネルギー安全保障への危機感、さ…
復活する海——フェニックス諸島の浜辺から
調査船の錨(いかり)を海中に下ろすと、私たちは潜水機材を積んだ2隻の小型ボートに乗り換えて、目的地である礁湖へと急いだ。そこはフィジーから船で5日かかる、太平洋のただ中に浮かぶフェニックス諸島のカントン島。周辺海域を襲った海水温の急上昇と…
内外美容の新素材として注目高まるエラスチン
【Bloomberg BusinessWeek特約】バーナンキFRB議長の宿敵、ジョン・テイラー
スタンフォード大学のジョン・テイラー教授は、ワシントンで最も影響力のある経済学者の1人だ。オバマ政権のQE2を鋭く批判。多くの共和党議員が彼の元に集まる。
日本の景気回復は本物か
世界的な株価上昇傾向を背景に、国際金融市場では景気楽観論が台頭してきた。日本国内でも経済指標に改善の兆しが表れ、景気回復への期待が高まる。自律的な回復に移行するには、企業の投資拡大と個人の消費増がカギとなる。
内外美容の新素材として注目高まるエラスチン
コラーゲンに続く大型の美容・健康素材としてエラスチンへの注目が高まっている。エラスチンは、コラーゲンとともに皮膚の真皮、腱、血管壁等を構成している弾性のある繊維状たんぱく質で、コラーゲンとほぼ同じ部位に存在しているが、一般消費者のエラスチ…
国内シェア首位の哀しき選択
国内パソコン市場でトップのNECが事業再編に踏み切る。中国のレノボとの合弁に向けて交渉を進めているもようだ。歴史的な決断だが、顧客企業や販社は冷めた反応を見せる。
NEDO、バイ・ドール特許調査「実施予定無し:41.8%」
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2010年12月15日に発表した「知財マネジメント基本方針」を作成する際の議論の基になったバイ・ドール対象の特許の実施状況データをこのほど公表した。公表された「平成21年度 バイ・ドール特…
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安心社会のために消費者、企業、行政はどう対話すべきか ——「NIKKEI安全づくりプロジェクト」シンポジウム
いま求められるリスクコミュニケーションとは 「安心社会のための企業と生活者意識」をテーマに、「NIKKEI安全づくりプロジェクト」シンポジウム(主催・日本経済新聞社クロスメディア営業局、特別協賛・セコム、協賛・ナック)が、2010年12…
“40代女子”が引っ張るエコ商品市場
昨年10月28日、40代女性に向けた新感覚の女性誌「GLOW(グロー)」が創刊された。キャッチコピーは「ツヤッと輝く、40代女子力」である。
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ダイキン、サムスンに学ぶ
ダイキン工業がサムスン電子の経営手法を研究し始めた。空調機器の売上高世界一を目前に控え、人材育成を強化する。トヨタ自動車出身者にも指導を仰ぎ、急成長下での綻びを防ぐ。
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私はこうして英語を訓練した
日本の英語教育は進歩しているのだろうか。疑問に思うことが多い。日本人の英語力の進歩の遅さが、中国や韓国との競争力を弱めていることも無視できないのではないかと思う。
カイロは捨てずに冬を越す
暦の上では立春も間近。しかし、今年の冬は西日本を中心に大型の寒波が襲い、寒さはむしろこれからが本番だ。億劫な外出の心強い味方と言えばカイロ。ただ、エコや節約を求める時代の流れに乗り、カイロも「脱・使い捨て」が脚光を浴び始めている。
【Bloomberg BusinessWeek特約】「ゲーミフィケーション」でウェブサイトを活性化
ウェブサイトにゲーム要素を取り入れてサイトを活性化する「ゲーミフィケーション」が注目を集めている。米NBCテレビや米プレイボーイ誌なども、ウェブサイトにゲーム要素を取り入れた。
沸騰する「ネット世論」にピリピリ
中国共産党中央委員会の機関紙「人民日報」を発行する“人民日報社”は、2008年7月に中国国内におけるインターネット上の世情を監視することを目的として、同社の“網絡中心(インターネットセンター)”に“輿情監測室(世情監視室)”を設立した。
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一太郎の呪縛解けたジャスト
ジャストシステムは初のオフィス互換ソフトを今夏発売する。国産ソフトに固執した創業家の退社を契機とした方針転換だ。既に競合がひしめく状態の互換ソフト市場で、反撃なるか。
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「内向きな若者」論議のまやかしと不毛
もっと海外に目を向けないと国際競争力が失われる。日本が生き残るにはグローバルに活躍できる人材が必要だ。日本で1番を目指しても世界では通用しない……。どれもこれもごもっともに聞こえる意見で、「なるほどね〜」とうなずきそうにもなるのだが、う〜…
米グーグルが過去最大の人員採用計画、全世界で6000人、日本でも200人以上
米グーグルは2011年1月25日(米国時間)、今年1年で過去最大の人員採用を実施すると発表した。これまでの最多は2007年の6000人で、2011年はこれを上回る人員を採用する。同時に日本法人としても200人を採用すると発表した。日本法人…
西アフリカ・マリの古都、現代の迷宮を訪ねる
トンブクトゥの中心部を通って、アブデル・カデル・ハイダラという人物の家に向かった。アスファルトの道は、砂漠から吹く砂でほとんど埋まっている。泥れんがの家々は今にも壊れそうだ。
ローソン新副社長の正念場
ローソンが組織を再編、副社長職とグループ制を導入する。目玉は玉塚元一・ファーストリテイリング前社長の起用だ。経営手腕を疑問視する見方も出る中、抜擢の狙いは。